諸事情があり隣地境界の境界ブロックを撤去することになりました。建て替えの場合、日頃は解体前に打ち合わせをし、解体後に確認をすることが多いのですが、今回は作業の全工程に立ち会うこととなりました。作業を見ていると、壊し方や廃材の扱いなど、かなり繊細な作業であることに驚かされます。こういう丁寧な細かな作業があるからこそ、当たり前のように見ているきれいな更地ができるんですね。解体屋さんも職人なんだと改めて思えた瞬間でした。
月: 2018年6月
おれっちあたしっち その14
基礎コンクリートの養生中
気温が高いこの時期は直射日光や風などによってコンクリート表面の水分がどんどん蒸発してしまうので、コンクリートを乾燥から守るためにコンクリート表面に水を張って養生しています。コンクリートは水分が乾燥して固まるのではなく、セメントと水の化学反応によって固まるため、急激な乾燥はコンクリートの品質確保上問題となるからです。
おれっちあたしっち その13
基礎コンクリート一体打ち
基礎は耐圧盤(スラブ、底盤)と立ち上がり部を1回で打つ「一体打ち」を採用しています。2回に分けて打設するのが一般的ですが、一体打ちの場合、打ち継ぎができませんから見た目も綺麗ですし、しっかりとした強度を確保することができます。また継ぎ目がないことで防水・防蟻などのメリットもあります。
おれっちあたしっち その12
配筋検査
基礎の配筋が終了しています。瑕疵担保保険の鉄筋検査には合格しましたが、設計事務所の配筋検査は、もう少し細かいところも含めて確認していきます。配筋が図面通りに施工されているかはもちろんですが、細かな納まりに絡むところの寸法が間違っていないかなども確認していきます。
写真は立ち上がり部分の配筋です。上部フック部分のかぶり厚さを確保するためにフックを斜めにふっているのですが、コンクリートの幅は15cmなので、フックの部分の室内側でも4cm以上のかぶり厚さがしっかり確保されているのがわかります。
それいゆギャラリー 第164回展示
おれっちあたしっち その11
捨てコン
捨てコンクリート(捨てコン)が打設され、基礎の型枠配筋工事が始まりました。捨てコンは基礎の強度には関係ないため、砕石などでしっかりと転圧し平坦 に地業できていれば必ずしも必要な工事ではありません。そのため最近はコスト削減のため省略されることも多いようです。
個人的な見解ですが、地業で平坦が確保されたとしても、その上に型枠の墨出しや型枠・鉄筋の受け台を設けたり、鉄筋のかぶり厚さを確保するためのスペーサーを置く分わけですから、捨てコンがないとやっぱり安定はしないだろうし、しっかりとした精度を求めるのは難しいのではないかと…
岩川アトリエでは、家の土台となる基礎には、やはりしっかりとした精度を求めたいと考えていますから、捨てコンを無駄な工事とは考えず、そのひと手間が大切なものであると捉え、地中梁や立ち上がり部分の下には打設するようにしています(コンクリートの一体打ちを基本にしていますので型枠の施工上立ち上がり部下の捨てコンはある意味必須です)。底盤部に限ってはスペーサーへの配慮が可能であれば残土も減りますので捨コンを省略することもあります。
写真の中央左手前には、捨てコンの上に型枠の位置を記した墨(線)が確認できます。
ソレイユの丘
週末、三浦半島の三崎口の近く、ソレイユの丘に行ってきました。丘からは相模湾が一望でき、なかなかのロケーションです。午前中は空気が澄んでいたため富士山も顔を出していました。相模湾越しの富士山もなかなかいいですね!!新設されていた観覧車も小さいですが景色は最高。東京からも1時間で行けるなかなかの穴場スポットだと思います。
マカベ
祖師ヶ谷大蔵に住むようになって早31年。洋食屋さん「キッチンマカベ」はその間ずっと変わらない。おすすめはいろいろあるけれど、たぶんこのチーズハンバーグを一番食べていると思います。祖師ヶ谷大蔵にお越しの際はぜひ!
マカベには岩川アトリエのリーフレットを入口のところ(風除室のところ)に置かせていただいてます。こちらの方も是非!
おれっちあたしっち その10
遣り方(やりかた)
遣り方とは、建物の位置や高さ、水平などを決めることをいいます。敷地に対して正確な位置で建物を建てるために大切な作業です。写真に写っている表記、基礎天場から△100は高さ、Y0は通り芯(壁芯)を表しています。