8月11日、少年時代の友達が亡くなった。
急な知らせに新聞を2度見、3度見。
何度見ても賢治の名前。
10年ほど前だったか
突然彼から携帯に電話が掛かってきた。
友人から番号を聞いたのだという。
住宅の相談だったのだけれど
「卓也君にはずっと想いいれがあってね
ときどきHPを見てたんだ」
という言葉が嬉しかったとのと同じく
少年時代に呼ばれていた「岩ちゃん」ではなく
「卓也君」という呼び方に
彼の変わらぬシャイな一面を感じ
それもまた嬉しかったのを覚えている。
よく遊んでいたのは小学5年生のころ
映画スタンドバイミーのように
無知で何にでも興味があった頃だったから
善いことも悪いことも危ないことも
いつも一緒に冒険して多くのことを学んだ。
とにかく楽しくて外で遊びまわっていた。
過去に戻れるなら一番戻りたい時代。
彼は文章がうまかった。
よく図書室へ行って星新一のSF読んだね。
サッカーの練習後に夜空を見上げて星座も一緒に覚えた。
サッカーではペアを組んで練習した。
釣りが本当に好きだったよね。
かぶと虫にクワガタ捕り。
賢治の家のミョウガのしそ漬け美味かったなあ。
賢治は岩川家のタラコのおむすびでしょう!って言ってた。
野球するときはいつもバッテリーを組んだよね。
怪我して傷跡が残ると「男の勲章」って数争いしてたよね。
同じ日に生まれた賢治
お互いの奥さんの出身地も同じ千葉市なんてね。
彼がどう思っていたかは分からないが
幼い頃に賢治と過ごせたことは幸せだった。
今の自分の根っこにはあの頃の体験や思い出がある。
そう言いきれるほどの存在だった。
賢治、ありがとう。
心の中ではこれからもずっと生きてるよ。