第7回は塗装工事その2です。塗装部以外をしっかりと養生し、塗装下地のコーナーやつなぎ部、既存躯体のひび割れ部などを平滑に、そして塗装後のひび割れが起こりにくいようにパテしごきで整えます。
大きな面はローラーで、細かい部分は刷毛で塗装していきます。改修工事の場合は荷物などが残った状態で行われるので養生や足場が大変です。
既存天井のひる石吹付けの上には、吹付け材を固めるため、水性ではなく弱溶剤型のカチオン塗料を施しています。
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第2回はふかし壁です。キッチン周りは電気・ガス・水道・排水・排気と設備が絡むので、既存の壁から設備の配管スペース分の壁をふかし、新しいキッチン家具が設置できるような壁を設けていきます。
家具を取り付けための補強材を入れたり、設備器具の取り付け位置に配管配線が施されているのが確認できます。既存の床や壁や梁、天井の垂直水平の精度が悪いため、家具の取り付け時には、現場で各面との調整をしながら下地も微調整することになりそうです。