第6回はキッチン家具のステンレスフード・カウンターの取り付けです。フード内のステンレス巻きを取り付けました。フード内には油きりの返しを施してあります。
ステンレスカウンターの品質を確認後、カウンターが取り付けられ家具工事が終了しました。
岩川アトリエ一級建築士事務所が運営しているブログです。
1枚目の写真はアイルランドの西海岸にあるモハーの断崖です。その断崖沿いの歩道には手摺りのようなものは何もなく、崖とは反対側に沿って膝ほどの高さの薄いスレート板が立ち並んでいるだけでした。
スレートのその粗い質感やつくりが「ここから先は美しい景色ですが危険を伴います。これより先に入る場合は自分自身で身を守ってください。」と暗示しているかのように感じられ、同時に自然に対して人間を大人扱いしているなあと共感できました。その反面そのスレートによる境界が、不思議と安心感を与えてくれているのです。
2枚目の写真は伊豆の大室山の山頂噴火口の稜線です。一本のロープがやはり内側に張られていました。それは一本のロープにすぎないのですが、仕切るのではなく、ロープで境界を示すという非常に日本的な方法です。それは眺望の邪魔をせず、アイルランドの断崖と同じように稜線を歩くのに安心感を与えてくれているのです。
もしも、これらの道にスレート板やロープがなかったとしたらどうでしょうか? 同じ歩道なのに足がすくんで腰がひけてしまい、歩くのが少し怖くなってしまうことでしょう。
しかし、スレート板やロープで「境界を示す」ことによって歩道はより確かなものとして認識されるようになります。それが安心感につながる暗示になっているんだと気づかせてくれています。
第2回はふかし壁です。キッチン周りは電気・ガス・水道・排水・排気と設備が絡むので、既存の壁から設備の配管スペース分の壁をふかし、新しいキッチン家具が設置できるような壁を設けていきます。
家具を取り付けための補強材を入れたり、設備器具の取り付け位置に配管配線が施されているのが確認できます。既存の床や壁や梁、天井の垂直水平の精度が悪いため、家具の取り付け時には、現場で各面との調整をしながら下地も微調整することになりそうです。
日時/10月30日(金)~ 11月3日(火) 終了しています
11:00~19:00 (入場無料)…
パーティー:10月31日(土)17:00~
岩川在廊日:30日,1日は終日、31日,3日は
会場/ギャラリー濱村
〒420-0032静岡市葵区両替町2-3-1
– 参加建築家 —
石田正年・岩川卓也・近藤健太・坂田卓也・杉山智之・望
昨年まで神楽坂で開催していた「静岡の建築仲間がつくる家づくり展」。来年から11年目に入りますが、新規一転、場所を谷中に移して開催していこうということに。
そこで先週静岡の建築仲間と谷中散策。事前に調べたギャラリーや街で偶然見つけたギャラリーを見て回りました。どこで開催することになるかは乞うご期待!
午後4時、最後に見せていただいたギャラリーで教えていただいた「上野桜木あたり」で谷中ビールで打ち上げ。人々の生活の中で飲んでる感がたまりません。
しめは80代のご夫婦が35年前から営まれている「みぢゃげど」というお店で、津軽そばを。散策中に気になっていたお店です。ご夫婦の故郷、弘前のお話が楽しく、付け合わせのニシンが美味!