おれっちあたしっち その38

荒板

左官外壁の下地となる板(荒板)が現場に納品されています。下地材なので左官材が塗られてしまえば見えなくなってしまう材料です。荒板が施された状態の外観は何とも言えない存在感があって好きな行程なので、その写真はまた必ずアップしたいと思います。

おれっちあたしっち その37

出窓

出窓部分の枠廻りが終了しています。これらはすべて大工工事で、タモの無垢板を加工したベンチの座面や背もたれなどもできています。2階から少し上がったところに設けているので、窓からは富士山を望むこともできます。

おれっちあたしっち その35

ハーフユニットバス

ハーフユニットバスが据え付けられました。浴室を1階に設置する場合は在来で(ユニットは使わない浴室)設えることが多いのですが、今回は予算の関係でハーフユニットを採用し、浴室ドアも標準仕様のものを取り付けています。安普請にならないように壁と天井は青森ヒバで仕上げます。ハーフユニットは壁や天井やドアなどの仕上げを自由にできるところが魅力です。

おれっちあたしっち その34

断熱材施工

2階の天井の形が見えてきました。間接照明の骨組みもできています。写真では分かりにくいですが、断熱材の切断部分では、ただ必要な長さに切断して埋め込むのではなく、防湿フィルムの掛かりしろを残す処理をしてから埋め込んでいます。これ、かなりの手間がかかる作業ですが、この一手間の効果は絶大です。

使う断熱材の性能ばかりに目が行きがちですが、同じ断熱材を使用していてもその施工の仕方によって実際の断熱性能はかなり変わってきます。「うちはこんなに高い性能の断熱材を使っているから」と言っても、施工がいい加減では実際はその性能を発揮していないかもしれません。何事にも共通することですが、その性能を発揮するためにはどのように施工しているのか、最後は人の手(手間)が大切なんだと思っています。

おれっちあたしっち その33

第2回現場見学会、無事終了しました

1か月半前に行った構造見学会に続く、2回目の現場見学会も無事に終了しました。こういう形で現場見学会を開くのは初めてのことでしたが、来ていただいた方には予想以上に好評でした。

始める前は、日ごろ工事現場を見る機会のない方々には、工事中の現場を見ていただいてもあまり仕事の内容は伝わらないのではないかという思いも少なからずあったのですが、実際には丁寧な仕事ぶりは現場を見ていただくとやはり伝わるようで、完成した住宅を見ていただくだけではなく、こういう機会をもっと増やしていくことが大切なんだなぁと逆に気づかされる結果となりました。

構造見学会に続いての参加の方も多かったので、少しでも岩川アトリエによる家づくりのことを伝えていけるよう、完成までにあと数回、現場見学会を開催していこうと思っています。

この見学会のために日曜日なのに現場で作業をしてくれた山崎工務店の大工さんにも感謝です!

おれっちあたしっち その32

縁甲板の着色塗装

軒天井の縁甲板は先に塗装を施しています。無垢板は乾燥による収縮があるため、施工後に塗装をすると継ぎ目の部分が開いたときに無塗装部分がラインとして出てしまい汚く見えてしまうので、さね加工部分も含めて施工前に塗装しています。ちょっとした配慮ですが、着色する場合は効果絶大です。

おれっちあたしっち その31

通気口

軒天井の仕上げ工事が始まっています。穴の開いたシルバー色の部分は壁や屋根の設けた通気層に空気を通す通気口です。軒先から空気を取り入れるのですが、その通気口から虫が侵入してくるのを防ぐために小さな穴の通気孔となっています。

おれっちあたしっち その30

木材

仕上げ材としての木材、軒天井に使われる杉の源平材(赤と白が混ざった板)と開口部に使われる枠材が少しずつですが現場に納品されています。いよいよ造作工事が始まります。