おれっちあたしっち その11

捨てコン

捨てコンクリート(捨てコン)が打設され、基礎の型枠配筋工事が始まりました。捨てコンは基礎の強度には関係ないため、砕石などでしっかりと転圧し平坦 に地業できていれば必ずしも必要な工事ではありません。そのため最近はコスト削減のため省略されることも多いようです。
個人的な見解ですが、地業で平坦が確保されたとしても、その上に型枠の墨出しや型枠・鉄筋の受け台を設けたり、鉄筋のかぶり厚さを確保するためのスペーサーを置く分わけですから、捨てコンがないとやっぱり安定はしないだろうし、しっかりとした精度を求めるのは難しいのではないかと…
岩川アトリエでは、家の土台となる基礎には、やはりしっかりとした精度を求めたいと考えていますから、捨てコンを無駄な工事とは考えず、そのひと手間が大切なものであると捉え、地中梁や立ち上がり部分の下には打設するようにしています(コンクリートの一体打ちを基本にしていますので型枠の施工上立ち上がり部下の捨てコンはある意味必須です)。底盤部に限ってはスペーサーへの配慮が可能であれば残土も減りますので捨コンを省略することもあります。
写真の中央左手前には、捨てコンの上に型枠の位置を記した墨(線)が確認できます。

おれっちあたしっち その10

遣り方(やりかた)

遣り方とは、建物の位置や高さ、水平などを決めることをいいます。敷地に対して正確な位置で建物を建てるために大切な作業です。写真に写っている表記、基礎天場から△100は高さ、Y0は通り芯(壁芯)を表しています。

おれっちあたしっち その9

地盤調査の結果

地盤調査の報告書が届きました。「不同沈下を引き起こす可能性は低いと考えられ、基礎根切り底への入念な転圧を施すことによりベタ基礎での施工が可能」という考察でした。小さな住宅ですが測定点は6点、それでも貫入が困難になる強固な礫層は、深さが1.2m~3.5mと場所によってかなり違うことも確認できました。地盤の生い立ちが推測できます。
とりあえずひと安心です。

おれっちあたしっち その8

地鎮祭番外編

お供え物の鯛。お供え物は「焼き」は「火事」につながるので焼かない方がいいと言われています。焼かずにあら煮と酒蒸しにして美味しくいただきました。

おれっちあたしっち その7

地鎮祭

地鎮祭は仕事柄何度も設計者として参加しているですが、施主として参加するのは初めてのことです。施主の気持ちというか・・・過去や未来を思い出し想像し・・・、つくり手にはない何か不思議な想いがこみ上げてきました。

「始まります」と言うより「いよいよ始まるのかー」。そんな感じです。

おれっちあたしっち その6

地盤調査

スウェーデン式サウンディング試験を行いました。これは荷重による貫入と回転による貫入を用いた地盤調査の試験方法です。
調査会社の試験データ(半径200mの範囲)によると、この辺りは平均するとまあまあ良い地盤のエリアのようですが、解析結果がでるまではちょっとドキドキです。

おれっちあたしっち その5

解体工事

解体作業が進んでいます。解体が始まると「えっ、こんなに汚い家だっけ?」と思ってしまうから不思議です。40年前の標準なのか?壁にも屋根にも断熱材が入っていません。寒かったわけで暑かったわけです。そういえば我が家に初めてエアコンが付いたのは確か浪人中の夏だったなあ。

なんじゃもんじゃ

GWの時期に雪景色のような花模様。今年は少しピークを過ぎていましたが、なかなか圧巻です。さくら同様に満開の時期が少し早かったようです。近年は近所の城北公園の名物となっています。

いちご食べ放題

実家の引っ越し作業もひと段落し、ひと月ぶりの休日となりました。家族で久能のいちご狩りに行く予定でしが、電話をすると今年は先週で終了しているとのことで、急遽なかじま園でいちごを買い、家でのいちご食べ放題に変更しました。美味しいいちごをたくさん食べるのが目的ならこっちの方がいいかもなあ!