太陽熱利用
屋根面に集熱パネルを設置するための架台が取り付けられました。屋根を傷つけないように、はぜの部分に挟みこんで架台を取り付けています。
岩川アトリエ一級建築士事務所が運営しているブログです。
太陽熱利用
屋根面に集熱パネルを設置するための架台が取り付けられました。屋根を傷つけないように、はぜの部分に挟みこんで架台を取り付けています。
左官下地
木摺荒板の上に防水紙を張り、設備の貫通部や枠廻りの接合部にコーキングをしてラス網をはります。この上に軽量モルタルを塗っていきます。モルタルと接する木枠はアクが出ないよう、モルタル塗りより先に塗装を行います。
塗装の塗り分け
塗装の塗りわけには神経を使います。口頭や書面での指示では細かな塗りわけまでは伝えられないので、養生テープに塗装の種類を記し指示していきます。塗り間違えのないように、それぞれの部位ごとに貼っていきます。
合わせガラス
欄間のガラス部には、地震時などの飛散防止を考慮して合わせガラスを使用しています。合わせガラスは昔は高価なものでしたが、今はかなりリーズナブルな価格になり、飛散防止フィルムを貼るより安価にできます。枠材は米ヒバ、壁・天井は青森ひば、15ミルの合わせガラスを使用。
玄関
玄関を施工中です。上り框には幅150mm厚50mmのタモ無垢材を使用し、床には框と同じ150mm幅の杉厚板を貼っていきます。大工さんは作業スペースで実際に仮置きしながら寸法だし、加工をしています。
レッドウッド
事務所部分のレッドウッドの外壁が貼り終りました。なかなかよい感じです。無塗装の荒ら仕上げですが、何年か掛けて全体的にかなり黒っぽい色に変色していきます。
鉄
事務所開設以来コラボしている鍛鉄作家・アトリエ空の柴崎さんと工房にて打ち合わせしました。今回の住宅では玄関アプローチの手摺り・玄関ドアの引き手金物・表札などをつくります。鉄の力強くそして繊細なラインは、無垢板や漆喰などのアクセントとなり、木材や左官材を多用することでうるさくなりがちな空間をさりげなく引き立てます。「さりげない美しさ」が共通のデザイン認識かなと思っています。
杉厚板
岩川アトリエでは、床材に杉やサワラなど、柔らかい針葉樹の厚板をよく採用しています。生活を始めると表面にはどんどん傷がついていきますが、それは時間と共に味わいに変わっていきます。膝にもやさしく疲れにくいので素足での生活には最適な床材です。そして何より断熱効果が高いため、足裏から体温を奪われていかないので、床が暖かく感じられます。静岡の住宅では地元静岡の杉板を使用しています。幅150mm、厚さ30mmの幅広厚板です。
青森ひば
岩川アトリエでは天井や壁の仕上げに青森ひば(青森の材木屋さんから直接購入しています)の無垢板をよく採用しています。木枠に使用している米ひばとの木肌の相性がいいのと、何より香りがよく、湿気や虫に強いのが特徴で、やさしい感じの仕上がりになります。工事中は現場の近くに行くとヒバの香りが漂ってきます。
メンテナンス
黒沢隆研究室在籍時に担当した住宅、「大穴の街角」のメンテナンスに行ってきました(黒沢隆研究室も施工した工務店も今はもう終業しています)。まだまだ未熟で無知だった20代のあの頃、いろいろなことが思い出されます。お施主さんとは思い出話も挟みながらの打ち合わせとなりました。痛んだ網戸の補修を行います。