年末に

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コロナ禍で交流が滞っているからか
年末になって、半年以上前の二人の訃報にふれ
なかなか受け入れることができない。

1年ぶりに行った祖師ヶ谷大蔵の「珈琲屋それいゆ」で
遅番のアライさんが3月に亡くなっていたことを聞く。
「本日は17時までの営業とさせていただきます」
と書かれたの
入口階段のところの看板に
コロナで時短営業しているんだと思っていたが
理由は違っていた。

それいゆに初めて行ったのは
下宿先探しで祖師ヶ谷大蔵駅に初めて下車した日のこと
あれからすでに35年の月日が流れ
聞けばアライさんは33年間それいゆで働いていたらしい
「岩川君、岩川君」「岩川君はさー、・・・」
33年間、当たり前だったいつもの何気ない会話はもうできない。

もう一人は大学時代の親友
喪中はがきが来ていて、身内の不幸だと思っていたが
「夫、光喜が、、、」
昨日、遅い年賀状を書いていて気づいた。

山、海、飯ごう、温泉、日本酒、ジン、軽ーく中華、柳ジョージ・・・
ダメだ、次から次へと彼との記憶が蘇ってくる。
そして涙が止まらない。

アライさん、大倉、ありがとう。
二人とも心の中ではこれからもずっと生きてるよ。

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