静岡の建築仲間展 「住まい巡り2017」in 静岡

「静岡の建築家による家づくり展」のお知らせ

静岡の建築仲間で家づくりを紹介する展覧会
毎年七夕の時期に開いて今年で12年目となりました。
静岡で活動する5人の建築家とそのスタッフによる展示です。

日時/11月3日(金)13:00~19:00 (岩川在廊 全時間)
             4日(土)11:00~19:00 (岩川在廊14:00~)

             5日(日)11:00~17:00 (岩川在廊14:00~)

オープニングパーティー
             3日(金)17:00~
             展示会場にてささやかなパーテイーを催します。
             お気軽にお立ち寄りください。
住まい巡りツアー
     11月11日(土)13:30~
             詳細は会場にてご案内します。

会場/ギャラリー濱村
http://taireki.com/ichidatei/
静岡市葵区両替町2-3-1 (JR静岡駅より徒歩8分)

— 参加建築家 —
石田正年・岩川卓也・近藤健太・坂田卓也・鍋田さつき

お気軽にお立ち寄りください。
 

しぞーかの家 case009 その32

塗装工事

大工工事も家具絡みの部分を残しほぼ終了し、塗装工事が行われています。木の材種や用途によって塗料を変えたり、かなり細かな塗りわけをしていますが、ちゃんと間違えずに進めてくれています。ダウンライトやスイッチコンセントなどの配線工事は終了しています。

しずおか木造塾

木構造

週末、静岡県建築士会が主催する「しずおか木造塾」の講座を受講しました。1部の「木造住宅の構造計画」では、上からの力の流れを把握することの重要性を再認識し、2部の「実物大の構造実験からわかること」では、構造計算では考慮しない壁(非耐力壁)などの余力が、実際はかなり大切であることを教えていただきました。たれ壁や腰壁や袖壁などの非構造部材が地震に対しての木造住宅の実力にかなり寄与するということが実験からわかってきているということです。

ディテール「引き押し手金物05」

Bau

お施主さんからいただいたロゴマークをモチーフにデザインした引き手押し手金物です。 スチールプレートを溶断し、鉄の素材感をそのまま残すため、表面を荒らした上で酸化皮膜をつくりその上に蜜蝋を掛ける仕上げとしています。2006年の「下諏訪の家」の理髪店「Bau」で採用しました。

ディテール「引き押し手金物04」

「タイプ04」

アトリエ空の柴崎さんとの打ち合わせの中、溶接を行わず、もう少し鍛鉄らしさを追及したいということで1本のフラットバーから叩いて形成するデザインにしたのがこの「タイプ04」です。握った時の感触、開き戸で使う時の使用感、そして引き戸で使う時の使用感を兼ね備えたデザインとなっています。2014年の「上用賀の家」で初めて採用しました。

ディテール「引き押し手金物03」

「それいゆ」タイプ03

タイプ02の握ったときの感触をもう少しやわらかくし、鉄の重厚感(素材感)ももう少し出したかったので、中央の握る部分を少しふくらませるデザインとしています。角棒を一筆書きでデザインした金物「それいゆ」は、形も機能性もこのタイプ03で完成されたものとなりました。2011年の「池袋本町の家」で初めて採用しました。

仕上げは、その用途により、漆の焼付け(室内のみ)、エナメル塗装、酸化皮膜+蜜蝋などを使い分けて使用しています。

ディテール「引き押し手金物02」

「それいゆ」タイプ02

タイプ01では斜めに振ったデザインとしたため軸にズレが生まれました。そのため開き戸や引き戸の用途にも気にせずに使用できるよう汎用性を持たせるために、軸を揃えシンプルな垂直平行なデザインにしたのがタイプ02です。2007年の「南荻窪の家」で初めて採用しました。

握った感触が少し細くなったことで逆にゴツゴツ感を感じるようになったこと、直線的になったことで鉄の重厚さが少し弱い印象になったことが、次への課題として残りました。

ディテール「引き押し手金物01」

「それいゆ」タイプ01

岩川アトリエでは事務所開設以来、鍛鉄作家・アトリエ空の柴崎さんと協働でスチールワークをしています。その中のひとつにドアの引き手金物があります。第一号は「珈琲屋それいゆ」の金物です。お店の看板である水出しコーヒーの器具をイメージし、スチール角棒の一筆書きとしています。ビス留めを表には見せないが取り付けやすいように配慮すること、そしてこのお店だけに特化せず、一般の住宅にも汎用できることもデザインコンセプトとしています。

アトリエ空

 

サンシャイン水族館

ペンギンプール

連休に新しくなったサンシャイン水族館へ行ってきました。下から見上げるペンギンの泳ぐ姿は思っていたより間近かで細かな部位までよく見えます。この距離感、悠々と泳いでいるけどペンギンには下にいる見物人はどう見えているのだろう?

ただ日除けがまったくないので暑く、最高気温25度でも辛かった。夏場は人間はちょっと無理だな。