しぞーかの家 case009 その30

左官下地

木摺荒板の上に防水紙を張り、設備の貫通部や枠廻りの接合部にコーキングをしてラス網をはります。この上に軽量モルタルを塗っていきます。モルタルと接する木枠はアクが出ないよう、モルタル塗りより先に塗装を行います。

しぞーかの家 case009 その29

塗装の塗り分け

塗装の塗りわけには神経を使います。口頭や書面での指示では細かな塗りわけまでは伝えられないので、養生テープに塗装の種類を記し指示していきます。塗り間違えのないように、それぞれの部位ごとに貼っていきます。

しぞーかの家 case009 その28

合わせガラス

欄間のガラス部には、地震時などの飛散防止を考慮して合わせガラスを使用しています。合わせガラスは昔は高価なものでしたが、今はかなりリーズナブルな価格になり、飛散防止フィルムを貼るより安価にできます。枠材は米ヒバ、壁・天井は青森ひば、15ミルの合わせガラスを使用。

しぞーかの家 case009 その27

玄関

玄関を施工中です。上り框には幅150mm厚50mmのタモ無垢材を使用し、床には框と同じ150mm幅の杉厚板を貼っていきます。大工さんは作業スペースで実際に仮置きしながら寸法だし、加工をしています。

お神輿

砧三峯神社例大祭

砧の氏神、三峯神社。10年位前から比べるとかなりの人手で盛況です。一人暮らしや学生が減った分、若い家族が増えているんだと思います。年々明らかに子供の数が増えています。町としては明るい未来。  写真は宮入してきた神輿。

しぞーかの家 case009 その26

レッドウッド

事務所部分のレッドウッドの外壁が貼り終りました。なかなかよい感じです。無塗装の荒ら仕上げですが、何年か掛けて全体的にかなり黒っぽい色に変色していきます。

ディテール「階段10」

「しぞーかの家case008」の階段

リビングの吹抜け部に設けた見せる階段です。テーマは、空間の邪魔はしないが階段としての存在感はある、シンプルなラインで、しかし揺れない安定感。これが意外と難しい。一段目を床から浮かし点で支え、手摺りは細いけど揺れない工夫を施した、さりげないデザインに徹した階段です。

ディテール「階段09」

「上用賀の家」の階段

玄関からダイレクトな直線階段。リビングを2階に配置する場合、玄関-階段-リビングのつながりを意識するようにデザインしています。玄関と階段は1段目が靴を履くためのベンチと繋がっていることでやわらかくつながり、階段の手摺りが2階の家具と絡み合うことで、玄関-階段-リビングと連動したデザインとなっています。また、今回のように木を多用する場合、何かうるさく重たい空間になりがちなのですが、手摺りに異素材の黒鉄を用いることでバランスがとれ、それぞれの素材が心地よく感じられる空間となっています。  (写真 : 畑亮)

ディテール「階段08」

「池袋本町の家」の階段

土間玄関から2階の内玄関につながる階段。4方を白しっくいで囲まれた階段室に木の螺旋階段、その壁面に一筆書きでぐるりとまわした黒い鉄の手すり、白しっくいと木と鉄のシンプルな組み合わせによる美しい階段です。段板は土足でも素足でも使えるように堅木を使っています。階段下の2つの箱は1階用2階用の郵便受けです。  (2枚目の写真 : 畑亮)