しぞーかの家 case009 その51

押入の襖が取り付けられました。一枚が天井いっぱいの高さ(2.25m)で巾は1.75mの大きな襖です。その大きさゆえに和紙を1枚では貼れないため、3枚の鳥の子和紙を貼り合わせています。よーく見ないと分からないですが。

しぞーかの家 case009 その50

手触り

手摺りを握ったときの感覚が少し硬かったので大工さんに角を少し落としてもらっています。快く対応してくれる大工さん。丁寧な仕事に頭が下がります。

しぞーかの家 case009 その49

パネル暖房

暖房は輻射熱で室内を暖めるパネル暖房を採用しています。熱源はガス給湯器です。お湯を使った風のない暖房は、北海道や北欧では標準的な暖房方法です。

しぞーかの家 case009 その48

仕上げ

室内のしっくい塗りが完了したため、照明器具やスイッチコンセントなども取り付けられました。建具もぞくぞくと搬入されてきます。室内も明るくなり一気に住宅らしくなってきました。

しぞーかの家 case009 その47

アプローチ階段

先日、ベースコンクリートを打設していたアプローチの階段部分が仕上がりました。土間の仕上げはビリ砂利(大磯)の洗い出しです。これから手摺りの設置、階段廻り、と外構工事は進んでいきます。

しぞーかの家 case009 その46

コルクタイル打ち合わせ

造作家具が設置されたので、コルクタイルの打ち合わせをしました。30cm角のコルクタイルをどこを基準にして割り付けて貼っていくのか、現場で確認しながら決めていきます。岩川アトリエでは、湿気や油、水などの汚れ対策として、キッチン・脱衣洗面室・便所などには、床材にコルクタイルをよく採用しています。

見学会のご案内

「しぞーかの家 case009」見学会のご案内

2017年12月23日(祝)~24日(日) 10:00~16:00

この度、岩川卓也アトリエ一級建築士事務所が設計監理を行った住宅が竣工いたします。お施主様のご厚意により、見学会を開催する運びとなりましたのでご案内いたします。ご興味にある方はどなた様もご覧いただけますので、お気軽にお越しください。

80代のご夫婦のための、事務所と居住スペースを設けた事務所兼用住宅です。実は隣家も13年前に岩川アトリエが設計した住宅で同じご夫婦が暮らしています。今回はその隣の古い母屋と事務所を、耐震性や将来のことを見据えて建て替えました。住まいと事務所のボリュームを分け、住まいの方は隣と同じ左官仕上げ、事務所はレッドウッド板貼りの外壁としています。内部は静岡県産の杉、青森ひば、信州から松といった国産材や、しっくい、本畳などの温かみのある自然素材をふんだんに使用しています。他にも太陽熱を利用した温水設備や、鍛鉄作家と協同でデザインした手摺りなど、小さいながらにこだわりの詰まった住宅です。

 

 

しぞーかの家 case009 その45

白しっくいの下塗り

ボードの継ぎ目やビス部分にクラック防止の処理をした上で、下地調整に炭素繊維が配合されたひび割れや強度に優れたカーボンプラスターをコテ塗りしています。色は薄いグレー色です。木枠や家具など、左官材に接する木の部分は、塗り壁にアクがでないように、左官工事に入る前にオイルなどの塗装はすべて終了しています。

しぞーかの家 case009 その44

外構工事が始まりました。

まだ内装工事が継続中のため、外構工事は2段階に分けて行われることとなりました。玄関廻りを早く決めたいため、まずは玄関にからむアプローチの階段から始め、職人さんの出入りや建具などの搬出搬入、車両の駐車などを考慮して、廻りの土間などは玄関廻りが仕上がってからの工事となります。

しぞーかの家 case009 その43

バルコニー手摺り

2階バルコニーに縦格子の手摺りが施されました。縦の格子は正面から見ると視界が開けますが、少し斜めからや横から見ると格子によって視界が遮られます。これは室内の窓からは外の景色が見えるけれど、外部からは正面から建物を見ないかぎり室内が見えないことを意味しています。実際、道行く人が立ち止まって他人の家の窓の方をじっと見ることは、日常生活ではあまり考えられないことなので、プライバシーを確保しながらも景色を取り込みたいというケースには、縦格子は非常に有効な手段になります。また小さいお子さんがいて安全対策が必要な場合にも、格子が縦のため足を掛けたりしてよじ登ることができないので、非常に効果のあるデザインと言えます。